結婚相談所の大手連盟5社を徹底比較【会員数や特徴・違いなども解説】

生涯未婚率も上昇している昨今、結婚相談業は現代社会において必要不可欠だと注目されており、結婚相談所の利用者も年々増えているだけでなく、結婚相談所を開業する人も増えています。

でも、「結婚相談所の広告をたくさん見かけて比較してもどこを選んで良いかわからない」「結婚相談所の開業に興味があるけどどうすればいいの?」そんな風に思っている方たちも多いのではないでしょうか?

今回は、結婚相談所がたくさん増えてきている理由や、結婚相談所をとりまとめている連盟について解説していきます。

結婚相談所の連盟とは?

結婚相談所には「連盟」や「協会」といったものが存在しているのはご存知でしょうか?

そして、この連盟は一つだけではなく、それぞれ別の会社(団体)で複数あります。

結婚相談所のホームページでも「IBJ加盟」「良縁ネット加盟」といった文言を見かけた事もあるかと思います。

この「IBJ」や「良縁ネット」といったものが結婚相談所の連盟となります。

結婚相談所の連盟のメリット

連盟共通の会員が紹介可能

結婚相談所の連盟に加盟する事で、連盟全体の会員システムの利用が出来ます。

連盟の規模によって多少違いますが、全国にある加盟相談所の数千人から数万人というお相手候補の会員を紹介出来るという事が最大のメリットとなるでしょう。

下図のように、自社会員を登録すると、連盟全体の会員で紹介し合ってお見合いを組んでいます。

結婚相談所の連盟のしくみ

画像出典:全国結婚相談事業者連盟

つまり、結婚相談所を開業したてで会員がまだ誰もいなかったり1人だけだったとしても、共通の会員を紹介し合えるしくみ(会員システム)があるため、すぐにでも結婚相談所を始める事も出来ます。

開業しやすい仕組み

結婚相談所の連盟や、フランチャイズ経営ではなく、オーナー経営となり、ロイヤリティーは不要なところが殆どです。

連盟によって加盟金は違っていますが、加盟金を用意出来ればその後はさほど難しくなく経営しています。

そのため、結婚相談所や起業の経験、知識がない人でも開業が出来るので、起業を目指す方だけでなく、副業や専業主婦、定年後の方が始められたりなどそれぞれの生活スタイルに合った形で結婚相談所を経営する方も増えています。

結婚相談所の入会も増える

連盟に加盟する事で結婚相談所に開業しやすくなったという事は、様々なタイプの結婚相談所が増えたという事に繋がります。

中には親が独身の子供を心配して連盟に加盟して結婚相談所を開業したり、独身の多い会社が福利厚生にしたり、エステや飲食店などが副業として開業しているケースも増えています。

その結果、今までは結婚相談所は敷居が高いイメージで敬遠していた人たちも結婚相談所に入会するきっかけにもなり、下図のように結婚相談所の垣根を越えて出会いがあります。

連盟のIBJシステムの仕組み

画像出典:PRTIMES

様々な結婚相談所と共通の仕組みで、かつては結婚相談所にいなさそうなタイプの方も活動し、お見合いをしています。

特に連盟のIBJは結婚相談所の仲人も若返っており、若くて美人な女性も多く登録している連盟で、「サクラなのでは?」と噂されているほどです。

こちらの記事「IBJにサクラがいない理由や美人が多い理由」で詳しく解説しています。

共通システムでサポートやバックアップがある

連盟側が登録会員共通のシステムを提供してくれているのも連盟を利用する大きなメリットです。

たとえば良縁ネットでは、下記のようなシステムがあり、それぞれの登録会員や加盟している各結婚相談所と便利につながっています。

結婚相談所のシステム画面

画像出典:良縁ネット公式サイト

この連盟のシステムを使う事により、共通のルールでのサポートや、研修制度などバックアップ体制もあるので安心です。

共通ルールの中でも「真剣交際」というステータスがあり、この真剣交際はデータマッチング型や婚活アプリとは大きく違っている一つであり、真剣交際がある事で複数交際を抑制したり、期限を決めた交際が出来る事につながっているのです。

【真剣交際について詳しくはこちら結婚相談所の真剣交際とは?  ~真剣交際の期間・タイミングも解説~

結婚相談所の連盟10社比較

では具体的にどんな連盟があるかを見て比較してみます。

連盟名 運営会社 所属している大手相談所・提携会社
IBJ(日本結婚相談所連盟) 株式会社IBJ IBJメンバーズ・AZC(ツヴァイ)・シンフォニー(サンマリエ)・プライムリッジ・サンセリテ青山・エクセレンス青山・インフィニ(青山結婚予備校)・クラブオーツー他
BIU(日本ブライダル連盟) 株式会社日本ブライダル連盟
NNR(日本仲人連盟) 株式会社 日本仲人連盟 コネクトシップ
良縁ネット 株式会社ダイナミックス ノッツェ
仲人ネットコム(全国結婚相談事業者連盟) 株式会社エヌリンク フィオーレ
JBA 一般社団法人 日本結婚相談協会 コネクトシップ
JMN(日本成婚ネット) 株式会社日本成婚ネット 関西ブライダル
良縁会 株式会社デンファレ
全国仲人連合会 株式会社全国仲人連合会
日本仲人協会 株式会社日本仲人協会

大手相談所も連盟に加盟

こうしてみると、IBJ、良縁ネットには、大手と呼ばれる結婚相談所も連盟に加盟しているのが判ります。

「なーんだ、どこに入っても一緒になるんだ、大手に高いお金出して入会して損した!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

また、コネクトシップという団体は、結婚相談所よりも気軽に活動が出来るファスト婚活とも呼ばれる婚活業者で、NNRやJBAが提携しています。

詳しくは次項で説明します。

コネクトシップとは?

コネクトシップとは婚活事業者間で相互に会員を紹介し合うしくみです。

【コネクトシップ参画婚活事業者】

  • 日本結婚相談協会(JBA)
  • 日本仲人連盟(NNR)
  • エン婚活
  • マリックス
  • パートナーエージェント
  • ichie
  • OTOCON 婚活コンシェル プラン
  • OTOCON MEMBERS婚活カウンター
  • ノッツェ
  • エキサイト結婚相談所 powered by PARTNER AGENT
  • ゼクシィ縁結びカウンター

このように結婚相談所は同じ連盟であれば同じシステムで同じ会員のデータベースになりますが、費用は結婚相談所によって違っています。

一概に高いお金を出してしまって損したとは言い切れないのですが、大手だから安心、会員数が多いというわけではないという事は言えるでしょう。

続いて、それぞれの連盟の会員数や加盟相談所数、加盟金などについても比較していきます。

連盟の会員数や加盟金比較

各連盟の加盟相談所数と登録会員数、結婚相談所を開業する際にかかる加盟金について比較しました。

結婚相談所は、連盟が同じであっても料金については個々の結婚相談所で自由に設定出来るので、加盟金が高ければその分、会員が負担する活動費用も高くなる傾向はあります。

さらに、他連盟への加盟をしてはいけないという規約がある連盟もあります。

他連盟への加盟を認めていない連盟ですと、会員数や会員層も制限されてしまう可能性も出てきます。

連盟名 登録会員数(名) 加盟数(社) 加盟金(税別) 他連盟の加盟
IBJ(日本結婚相談所連盟) 60,389 1,808
150万円 △※
BIU(日本ブライダル連盟) 52,100 1,610 60万円
NNR(日本仲人連盟) 15,000 850 50万円
良縁ネット 38,000 800 50万円
NNC(仲人ネットコム) 24,481 680 75万円
JBA 45,000 2,000 85万円
JMN(日本成婚ネット) 非公開 非公開 50万円
良縁会 28,301 1,335 60万円
全国仲人連合会 非公開 非公開 30万円 不可
日本仲人協会 10,000 1,970 40万円 不可

こうしてみるとIBJ(日本結婚相談所連盟)がダントツに加盟金が高いのがわかります。

さらに、IBJは2015年以降に加盟した結婚相談所は、他連盟に加盟する事で月々のコストが値上がりするため、他連盟には加盟していないところが殆どです。

IBJは元々加盟金が高い上、2015年以降、他連盟への加盟をした場合、月々のコストが値上がりするなどランニングコストも高くなってきているので、IBJは、成婚重視というより入会重視でまずは会員数を集めてサポートはなし、といったところも増えています。

IBJにしか加盟していない結婚相談所は避けた方が無難で、そのほか結婚相談所の料金設定には、「初期費用」「月会費」「お見合い料」「成婚料」といったサービス内容による料金の違いもきちんと把握しておきましょう。

【詳しくはこちら結婚相談所の料金の内訳や相場 ~有名5社の料金も比較~」】

大手連盟の5社の特徴

10社の連盟の一覧を紹介してきましたが、主な連盟はIBJ、BIU、NNR、良縁ネット、全国結婚相談事業者連盟の5社と言って良いでしょう。

その5社についての特徴をまとめましたので比較してみましょう。

IBJ(日本結婚相談所連盟)

IBJは、株式会社IBJが運営する結婚相談所連盟で、連盟の中で唯一、東証一部上場の会社になります。

法人で加盟しているところも多く、会員数も最大で、連盟の中で最大手と言えるでしょう。

ただ、加盟金やランニングコストも比較的高いため、個人経営または小規模の結婚相談所でIBJに加盟した場合、3年以内で廃業してしまうところも多くなってきています。

IBJ一社のみに加盟の結婚相談所の場合、3年以上の実績があるかなどを確認する事をおすすめします。

IBJではなかなかお見合いが成立しないとも言われているので、下記の記事も読んでIBJでのお見合いが出来るよう攻略を考えていくのもおすすめです。

【詳しくはこちらIBJでお見合いが成立しない理由 ~お見合い不成立が多いのはなぜ?~」】

また、連盟の中で唯一、会員サイトでアプリを実装しています。

【IBJのアプリ化の影響】

IBJのシステムでのアプリ化は一見画期的のようにも見えましたが、アプリにした事で、結婚相談所での出会いなのに気軽な出会いへと変わってきている傾向もあります。

お見合いなのにカジュアルな服装だったり、その場で連絡先交換NGなのに聞き出すなどのクレームも増えてきており、これは意図的なものもあれば、他の婚活アプリ(ペアーズやYahooパートナーなど)も結婚相談所と並行して活動しているので、今日はどの出会いだったのか区別がつかなくなってきている人もいるようです。

とは言え、やはり便利なアプリ化で若い年齢層の支持も集めており、IBJに若い男女の登録が多いので、若い方と出会いたい(出会える自信がある)方には良いでしょう。

ポイント
  • IBJはアプリ化にした事で気軽な出会いにもなりがち
  • IBJ一社だけの結婚相談所は慎重に選ぶ

BIU(日本ブライダル連盟)

BIU(日本ブライダル連盟)は、1972年創業で、老舗の連盟と言えるでしょう。

老舗の連盟なので、加盟している相談所の年齢層も比較的高めで、いまだにインターネットを使わず、郵送やFAXでの紹介をしている結婚相談所も存在しています。

他連盟のJBA、良縁会と会員情報を一部共有しています。

トータルの会員数は5万名以上とホームページ上に掲載していますが、他連盟の会員との重複も多く、正確な数値ではない可能性が高いです。

ポイント
  • シニア層に強い連盟なので、アラフォー以降の年代におすすめ
  • 若い女性、スペックの高い男性を希望している方には不満足になりがち

NNR(日本仲人連盟)

NNR(日本仲人連盟)は、1974年創業の親族で経営しているアットホームな連盟で、BIU同様、老舗の連盟です。

関東を中心に加盟している結婚相談所が多く、コネクトシップを利用することで、パートナーエージェントがやゼクシイ縁結びカウンターの会員と出会う事も可能です。

国際結婚もサポートしている連盟で、在日の結婚相談所や在日の会員も多く登録しています。

ポイント
  • 国際結婚を視野に入れた中高年男性や、アラフォー以降の世代に強いので、IBJでは若い方や美人が多くてなかなかお見合いにならない人におすすめ
  • BIU同様、若い女性やスペックの高い男性を希望している方は不満足になりがち

良縁ネット

良縁ネットは、2003年に日本で最初にインターネットで仲人さんたちをつなげるシステムを作った連盟です。

それまで郵送やFAXなどのアナログでやり取りをしていた仲人さんたちをインターネットで瞬時にやり取りができるようになり、画期的なサービスとなりました。

また、2014年10月にノッツェ、2015年3月にサンマリエが良縁ネットに加盟し、データマッチングの情報サービス会社との連携を初めて始めたのも良縁ネットで、結婚相談所業界で新しい動きを作っている連盟とも言えるでしょう。

ポイント
  • 「仲人型」で親身になってくれる結婚相談所の加盟が比較的多い
  • 本社が千葉県の船橋にあり、支店のある福岡や千葉方面、九州に会員数が多く、会員の居住地に偏りがある

良縁ネットの会員層や口コミ・評判」を詳しく解説した記事もご覧ください。

NNC(仲人ネットコム)

NNC(仲人ネットコム)は、西日本に強い結婚相談所連盟でしたが、2017年より関東にも進出し、関東の連盟も加盟し始めています。

結婚相談所のフィオーレと同様の会社のエヌリンクが運営しており、フィオーレと会員情報も共有しています。

連盟の社長の中で唯一、現場を経験している社長のため、定期的に法令や成婚率アップなどの研修を実施しており、比較的勉強熱心な結婚相談所が多く在籍しています。

【IBJと仲人ネットコムの比較】

IBJの会員数が60,389名に対して、加盟相談所数は1,808社。

一方、仲人ネットコムは、会員数が24,481名に対して、加盟相談所数は680社。

これは、IBJが開業したての結婚相談所も多く、会員がほとんどいないところも多い中、仲人ネットコムは、連盟の中でも比較的、経験年数や成婚実績も高い結婚相談所が多いという事が言えます。

ポイント
  • 実績が高く、比較的安定した経営が出来ている結婚相談所が多く加盟している。
  • 元々西日本を中心としていた連盟で、関東は2017年頃から進出しているので、東日本の会員がまだ少ない

まとめ

結婚相談所に入会する方だけではなく、結婚相談所を開業される方も年々増加しているので、結婚相談所の連盟の需要も日々高まっています。

結婚相談所で会員数を多く集めるためにはかなりの広告宣伝費が必要で、その分、会員が負担する費用が高くなる傾向もありますが、連盟に加盟する事でお相手候補の会員を集めるところはカバー出来ます。

単純に複数の連盟に加盟していれば良いという事でもありませんが、IBJ一社のみの加盟の結婚相談所も多いですが、他にもう一社か2社入っているようなところですと比較的会員層の幅が広がります。

紹介可能な会員数は連盟の加盟で幅広く、会員フォローは少人数制で親身で手厚いサポートがある結婚相談所がおすすめです。

連盟に加盟している結婚相談所に入会する事で良心的な費用で活動をする事も可能となりますし、連盟全体のルールで活動が出来るので安心・安全と言えます。

結婚相談所の連盟について知ったら、次はそれぞれの結婚相談所でどのくらいの成婚実績があるのか気になる方も多いのではないでしょうか?

成婚実績に関してはよく「成婚率」という言葉が使われていますがこの成婚率についても注意が必要で、成婚率の定義は各結婚相談所で違っているので、成婚率についても合わせて知っておきましょう。

【詳しくはこちら結婚相談所の成婚率の実態  ~成婚率の定義の違いのまとめ~」】