
昨今の結婚相談所でのお見合いでは、会員数も多いためライバルも多く、いいなと思うお相手とお見合いをする事が難しくなってきています。
「せっかく決まったお見合いを成功させたい!」「お見合いは出来るけれど、会話が続かなくてうまくいかない」「話す内容・話題は何がいいのかわからない」という方に向けた解説をしていきます。
お見合いの会話がうまくいかない方はぜひ参考にしてください。
お見合い会話術
これさえ押さえておけば会話が続きます。
自己開示をしてからの質問
まずは簡単に自分の話をしてから質問をしてみると相手は答えやすくなります。
「どこから来たのですか?」
これだけ聞かれても、あまり会話は広がらないはずです。
「私は世田谷区で田園都市線沿線に住んでいますが、〇〇さんはどのあたりからいらしたのですか?」
このように聞かれた場合、質問に答えるだけでなく、「私も前に田園都市線沿線に住んでました」「職場が世田谷なんです」「兄弟が世田谷に住んでます」といった次の会話にもつながりますね。
類似点・共通点の発見
「お見合い会話での質問は、共通点を見つけるためのもの」だと考えましょう。
人は共通点が多い人ほど好きになりやすい傾向があります。
出来るだけ自分の情報も開示していきながらお相手の話も引き出し、類似点や共通点が多く見つかれば距離がグッと縮まります。
類似点や共通点がなかなか見つからなかったとしても、「お相手の話に興味を持っています、もっと聞きたい」といった想いが伝わるようにすると会話が続いていきます。
他者肯定的自己主張
他社肯定的自己主張とは、心理療法として用いられているもので、「相手の言い分を十分に聞き、主張すべき点は主張して、両者の間柄をよい関係に保つためのパフォーマンス法」の事です。
何かを聞いたら、必ず「いいですね!」と言ったり、大きくうなづいたり、肯定の反応をしてから自分の話をすると、自分の話も相手から受け入れて貰いやすく、会話もはずみます。
次に広がりやすい会話
趣味や休日の話などを聞かれた時の答え方として、残念な例とおすすめ例をお伝えします。
「休日は何をしていますか?」
「今は何もしていません」
これでは会話が終わってしまいますね
「休日は何をしていますか?」
「最近は忙しくて行けてないのですがテニスやスキーをしていました。また機会があれば始めたいと思っています。」
このように答えると、印象が良く会話も広がりやすくなります。
今現在の状況だけでなく過去や未来の話も取り入れて構わないので、工夫していきましょう。
質問の答えはただ答えたら終わり、ではなく、その後の会話の広がりも意識していきましょう。
終わりをポジティブに
仕事が大変だという話をする時の例です。
- 「大変だけど、こういう工夫をしている」
- 「大変だけど、こういうところにやりがいがある」
- 「大変だけど、人間関係にはとても恵まれている」
このように、ポジティブな方向の話をつけ加えるようにすると印象が良く、お相手の方も心を開いてます。
自己暗示を解く
色々と書いてきましたが、お見合い会話が続かないと悩んでいる人は、実は自分でうまくいかないと思い込んで自己暗示のようになってしまっている人も多いものです。
気の利いた会話をしようとか、あまり気負わず、下記の2つを心がけていきましょう。
- お相手との類似点や共通点を見つけられるようにすること
- 相槌や印象の良いリアクションを心がけ、お相手に興味や関心を持っている事が伝わるようにすること
お見合いでは会話以外でも気をつけたいポイントもいくつかあり、「お見合いで断られる理由」を男女別にまとめているのでこちらも必ず見ておきましょう。
お見合いの話題・会話例【会話が続かない時はこれ】
話す内容を決めておけば「話すことがない・・」「会話が続かない・・」と困ることはありません。
お見合いの代表的な話題(会話例)は「食事の話」「休日の過ごし方」「家族の話・子供の頃の話」「結婚観」「出身地や住まいの話題」「趣味・資格の話題」です。
お見合い会話のネタの語呂合わせ
お見合いの会話で、まんべんなく色々な会話をしていけるように語呂合わせもありますので、覚えておくと良いでしょう。
【たのしくはなすこつ】
た ⇒ 旅
の ⇒ 乗り物(通勤やどうやって来たかなど)
し ⇒ 仕事、趣味、食事
く ⇒ 国(故郷)
は ⇒ 流行り(ニュース)
な ⇒ 長生き(健康)
す ⇒ スポーツ
こ ⇒ 好み
つ ⇒ 続けてきた事(習い事や資格取得)
【たちつてとなかにはいれ】
た ⇒ 食べ物、旅
ち ⇒ 地域
つ ⇒ 通勤
て ⇒ 天気
と ⇒ 富(景気)
な ⇒ 名前
か ⇒ 体(健康)、家族
に ⇒ ニュース
は ⇒ はやり
い ⇒ 異性
れ ⇒ レジャー
休日の過ごし方は「過去や未来の話」でもOK!
食事の話と同様、次のデートのイメージをしやすいのが休日の過ごし方の話題です。
休日は趣味が出やすいので、休日の過ごし方を聞く事で、お相手の趣味や嗜好がわかります。
休日の過ごし方である程度、アウトドア派なのかインドア派なのかわかりますから、その趣味が合えば大いにアピール出来ますし、趣味が合わなくても興味を持って聞くようにすると好印象に繋がり会話も弾むはずです。
「食事の話」で楽しいデートを予想させる
お見合い後、初デートとなれば、たいていランチかディナーなど食事デートです。
お見合い会話の中で好きな食べ物の話やレストランの話題になっていればお見合い後のデートのイメージがしやすく、またお会いしたい気持ちになり、会話も続きます。
家族の話・子供の頃の話は「自己開示」をしながら
いきなり「どんな家族ですか?」「子供の頃はどんな感じでしたか?」と質問されたら答えづらいものですが、まずは自己開示、自分の話してからお相手の反応を見るようにしましょう。
うまく話せると家庭環境や学生時代の話にも繋がり、類似点や共通点も見つかる事が多いです。
いずれにしても話が唐突にならないように、話の流れからうまく繋げていくようにしましょう。
結婚観は類似点や共通点を見つける
結婚を決めるためのお見合いなので、結婚観などについては積極的に話をしていきたいもの、とはいえ、まだ出会たばかりのお相手に聞くのは躊躇するものです。
まずは家族の話や子供の頃の話をさりげなくしていきながら、そこから話を膨らませていけるようにします。
また、今現在の住まい(どのあたりに住んでいるか、どんな住居なのか)といった話や日々の生活の状況から結婚への意識や希望も垣間見ていく事も出来るはずです。
あくまでもさりげなく、自分の話もしながらお相手の話も引き出し、類似性や共通点を見つけていくと会話も続きやすくなります。
出身地や住まいの話題は下調べも重要
お相手の出身地などはプロフィールで事前に把握出来るので、そこからその出身地の名産や有名なお祭りなどの話をして聞いてみるのも良いでしょう。
ある程度、お相手の出身地など、その土地についての下調べをしておく事もおすすめです。
趣味・資格の話題は相手の「自尊心」を満たす
趣味や資格などもあらかじめプロフィールで把握する事が出来ます。
趣味は自分の好きな事、資格は自分が頑張ってきた事なので、その話が出来ると「他人から認められたいと思う承認欲求」が満たされます。
自分が気分良くなればもっと話したいという気持ちになり、会話が続く事にもなります。
お見合い会話のタブー
結婚相談所の話はトラブルの元
結婚相談所の運営方法や料金は様々です。
どこの結婚相談所に入っているかを聞いたり、お互いの活動状況(いつから活動しているか?何人くらいお見合いをしたか?)といった話をするのもタブーです。
しかしながら、この話をしてしまう人は多く、特に男性に多いようです。
内心皆さん気になるところかと思いますが、マナー違反となっている中で聞いてしまう事になるので、「この人はルールやマナーが守られない人なのかな」と思われてしまう事にもつながります。
お見合いエピソードは要注意
結婚相談所の話同様、今までのお見合いの話もマナー違反です。
今までのお見合いのエピソードなどを話してしまうと、自分もいつか話のネタにされるんだなと相手は考えます。
もちろん今までのお見合い相手の悪口なども言語道断です。
愚痴、悪口は無意識からも
愚痴や悪口などネガティブな会話は厳禁です。
本人は愚痴や悪口のつもりではなく、ただ単に仕事が大変、忙しい話の中で、上司や第三者の話をしただけなのに、愚痴や悪口に取られてしまう事もあるので注意しましょう。
過去の交際や交際相手の話は話さないほうが無難
婚歴のある方とのお見合いでは過去が気になるお気持ちもわかりますが、お相手から話してくれるまで待ちましょう。
婚歴や過去の交際の話は、お見合い後でもあまり具体的には話さない方が無難です。
お見合い会話の考え方
緊張するのは当然
そもそもお見合いは初対面、なかなか会話が続かないのは当然です。
実際、お見合いの感想を聞くと、意外と会話の内容までは覚えていない事も多く、無理に会話を続けようとして不自然な印象になるより、居心地良く過ごせる事を意識します。
開口一番「緊張しますね」と伝えて場を和ませたり、お見合いの会話が続かない、うまくいかないと悩んでる人は、話す事ばかりに気を取られ、「感情」のやり取りが出来ていません。
常に微笑みを絶やさず、お相手の話にはリアクション良く相槌をうちながら聞く事を心がければ居心地も良くなります。
プロフィールは事前にしっかり見ておく
お見合いは事前にお相手のプロフィールを見ておけるものです。
プロフィールをあまり見ずにお見合いに臨んでしまうと「自分に興味持ってくれていない」という印象に繋がり、テンションが下がります。
逆にお相手のプロフィールで覚えてきた事をどんどん質問してしまい、面接官のようになってしまう人も多いですね。
プロフィール内容の確認ばかりをしていると就職の面接のようになってしまいがちです。
お見合いのプロフィールを事前に良く見ておく事は鉄則ですが、プロフィールからの質問はほどほどにして、会話が発展していくように意識しましょう。
話す内容は無難なことで良い
「お見合いで話すことがない・・」「会話が続かない・・」となってしまう人は、お見合いで話す内容を難しく考えすぎです。面白いことや、気の効いた話題を話さなければと考えてしまう人が多いですが、「無難な内容」でいいのです。
無難な会話をしていくうちに話が盛り上がっていくことも多々あります。
最初は些細な内容でも、そこから深く話していけばいいのですから、最初から特殊な話題を振る必要もありません。
初めてのお見合いは毎回初対面の方と行いますから、毎回同じ内容を話していても、問題ありません。
お見合い会話は背伸びせずに
お見合いの会話は経験値にも大きく左右されます。
仲人型結婚相談所では、お見合いの最初の10分15分程度同席をし、場を和ませてくれる事や、模擬お見合いなどのサービスをしてくれるところもあります。
自分のお見合いの会話のフィードバックやアドバイスをしてくれるので、自信をつける事が出来るので利用してみるのがおすすめです。
具体的なサポート内容の違いは、結婚相談所のサービスの違いでもあるので結婚相談所選びも重要です。
仲人型結婚相談所で活動をする事でお見合い会話が苦手な人もカバー出来たり上達していけますし、他の婚活サービスでうまくいかなかった人も結婚している人も大勢います。
【詳細はこちら結婚相談所の選び方や見るべきポイント】