【文例あり】お見合いの上手な断り方|マナーなど気をつけるべきことは?

お見合いは、合コンや婚活パーティーなどの出会いとは違って、1対1で結婚に向けて真剣に出会うもので、お見合いには流儀があります。

この流儀にそぐわない気持ちであればお断りする事になるのですが、双方の間には紹介者がいるのがお見合いです

断り方やマナーを間違えてしまうと間に入っている紹介者との関係にヒビが入ることも・・・。

今回は、お見合いの上手な断り方や文例を解説していきます。

「お見合い前」の上手な断り方は状況別で変わる

お見合いは、誰からきたお見合い話なのか?によって断り方が違います。

断り方を間違えると、その後気まずくなる事も。後腐れないよう上手に断っていきたいものです。

「上司やお世話になっている方」からのお見合い話

最も断りづらいパターンです。会社での繋がり、取引先での繋がりなど、仕事にも影響がありそうで断るのは気まずいかと思います。

でも、安易に受けてしまい、お見合いをした後にお断りとなるとますます気まずくなる可能性があります。その気がなければうやむやにしない事がポイントです。

ポイント
  • 「せっかくのお話ですが私にはもったいないほどの方です。申し訳ないのですが辞退させてください」
  • 「しばらくは仕事に専念したいと考えております。」

必ずしも正直に伝える必要はありません。嘘も方便です。

「親・親戚」からのお見合い話

親や親戚からの紹介となるとたいてい家族同士の繋がりがあるパターンです。結婚は家族同士の繋がりも重要ですし、ある程度、育った環境などが似ている方を紹介して貰えます。

また、なんだかんだ言っても親は鋭い感覚を持っていて無下に断ってしまうのは勿体ない可能性もあります。

出来ればまずは、お知り合いになって様子を見たいところですが、お見合いとなると結婚が目的なので、結婚相手として見ていくための出会いとなります。

そこまでの決意がまだ出来ないようであれば、お相手に関して云々ではなく、自分自身の理由だと伝えるのがオススメです。

ポイント
  • 「まだ結婚への気持ちがない
  • 「まだ社会人としても未熟のため、考えられない」

お相手への希望が違っていると思われると、また次々と他の話がくるので、「結婚自体への意欲がない」事を強調しましょう。

結婚相談所(仲人)からのお見合い話

結婚相談所のお見合いは一般的に下記のようなルールがあります。

お見合いのルール
  • お見合いの受けたり、返事は仲人(仲介人)を通じて連絡
  • お見合いした相手と結婚前提にお付き合いをするかどうかは、お見合い後、2、3回のデート(期間にして1ヶ月〜1ヶ月半程度)で決める
  • 婚約(プロポーズ)までは、原則、お見合いから3か月以内(長くても半年以内)

結婚相談所やプロ仲人からのお見合いであれば、上司や身内からの紹介と違って後腐れなく断る事が出来ます。

とはいえ、紹介してくれた仲人(担当者)と良いコミュニケーションを取り、自分の率直な気持ちを伝えながら断りましょう。

そうする事で、自分の希望が仲人(担当者)に伝わり、また後日、他の方を紹介してもらえる参考情報にもなります。

決してお相手のダメ出しや悪口などではなく、思いやりを持ってうまく伝えます。

ポイント

あくまでも自分とは合わなさそうな事を強調し、「他にもっと合う方がいらっしゃるのでは?」などお相手を尊重していきましょう。

広告などでよく見かける結婚情報サービス会社と仲人や結婚相談所と呼ばれるところでは、こうしたサポート面で違いがあります。

結婚情報サービス会社ではお見合いのサポートはない、もしくはオプションで、出会ったあとは基本的に自由恋愛となります。

自由恋愛なのでお見合いのお断りに関するサポートなどもないので、そのあたりの違いは事前に知っておかないと、のちのち「こんなはずじゃないと思っていた」という人も続出しています。

このサービス内容の違いはきちんと知っておきましょう。

結婚情報サービスと結婚相談所の違い【サービス内容を徹底比較】

「お見合い後」の上手な断り方

実際にお見合いをしてから、「ちょっと違うな」と感じたり、不快な言動などがあったとしても、お見合い中はお相手に感じ取られないように接しましょう。

お見合いの時間は1時間~1時間半程度とそう長くはないですし、一期一会の精神です。

そして、お見合いをしてからお断りをする際には、仲介者を通じて、出来るだけお相手を傷つけないように配慮していきます。ポイントを見ていきましょう。

断るタイミング

できるだけ早くお断りを入れることで、お相手の時間を大切にすることが出来ますが、お見合い後すぐにお断りを入れるのは失礼に当たります。

お見合いの翌日に「一晩よく考えてみましたが・・・」といった一文をつける事はおすすめです。

曖昧にしない

お断りの返事を曖昧にしてしまうと、相手に「今後に可能性があるかも」と期待して待たせてしまう事にもつながります。

ポイント

お断りだという事ははっきりと伝わるようにしましょう。

  • 「今回は辞退させていただきます」
  • ご縁がなかったということでお願いします」

お断り理由の文例

お相手の具体的な理由を言って断るのではなく、自分側に非があるような言い方や、あくまで自分が合わなかっただけで、他にふさわしい方がいる事が伝わるようにしましょう。

【お見合い後のお断り文例】

このたびは、〇〇様とのご縁を頂きましてありがとうございました。

しかしながら、今回のお話は遠慮させていただきたく存じます。
ご紹介いただいた〇〇様は、大変ご立派で誠実で、私にはもったいくらいの方でした。

私が至らないばかりに、会話の中で、結婚後の意向や価値観の開きがあり、〇〇様にはもっとふさわしい方がいらっしゃると感じました。
心苦しいかぎりですが、ご縁がなかったということでお願いいたします。

まずは書中にてお詫びかたがたご返事申し上げます。

「交際後」にお断りする場合

お見合い後、複数回会ってからのお断りは、お互いに結婚を意識していた可能性が高く、直接本人にこれまでの時間を作ってくれた感謝の気持ちを表します。また、紹介者にも必ず報告を入れましょう。

お見合い後3回目のデートでお断りが無難

お見合い後、お会いする事になったら3回は会ってみる事をおすすめします。

お見合い後3回会えば、正式に結婚前提でのお付き合いに出来るかどうか?といった判断も出来るタイミングです。

お見合い後3回目のデートは、今後のお付き合いを左右する重要なポイント、交際後お断りになる事も多いのがお見合い後3回目のデートです。

お見合い後3回目のデートでお断りをする場合、「あくまでも自分が結婚に関しては合わないと感じた」という事を伝えて、お相手に関しては否定せず、他にふさわしいお相手がいると思う事も伝えていきましょう。

【男性からお断りする場合の文例】

男性からお断りをする場合は、お相手女性に非を感じさせないように配慮し、「私と会う時間を作って頂いたのに、すみません」といった自分の不甲斐なさのお詫びも入れると良いでしょう。

〇〇さん

◯◯さんとお会いさせていただき、楽しい時間を過ごす事が出来ました。ありがとうございました。

ただ、今後、◯◯さんとお付き合いや結婚等に発展していくのは難しいと私の方は感じました。

お忙しい中、私と会う時間を作って頂いたのに、すみません。

お互い、また良い出会いがありますように願っています。

今まで本当にありがとうございました。

【女性からお断りする場合の文例】

男性はプライドが高い生き物です。女性からお断りをする場合は、自分に原因があってお断りをする事になったと謝罪をする形が良いでしょう。

ただ、あまりにも自分を下げた言い方をすると、そんな事はないと食い下がるような男性もいますので、「ご縁がなかった」「結婚を考えるまでには至りませんでした」といった率直な言葉も入れましょう。

〇〇さん

いつもお忙しい中、私と会う時間を作ってくださりありがとうございました。

お会いするたびに、〇〇さんのお話に刺激を受けながら、楽しい時間をすごす事が出来ました。感謝しています。

ただ、お会いしてお話していく中で、知識の少ない私では釣り合わないという想いが強くなっておりました。申し訳ございません。

私の身勝手な判断で申し訳ございませんが、ご縁がなかったという事にさせて頂きたく思います。

◯◯さんに素敵な出会いがあるように願っております。

今まで貴重なお時間をありがとうございました。

お見合いで一度断った相手と復縁したい場合

お見合いで出会ったお相手と交際し、お断りをしてしまったものの、冷静になって考えてみたら「やっぱりもう少し向き合ってみれば良かった」など、お断りしてしまった事を後悔する場合もあります。

お見合いで一度断ったお相手も、仲介者(紹介者)を通じて連絡するなど、マナーを守って再会する事が出来れば、復縁も少なくありません。

お断りをして一度離れてみる事で、お互いの気持ちが理解出来て、その後はそのまま一気に結婚へと向かう方たちも多いです。

詳しくは「結婚相談所の復縁」の記事で解説しています。

断った相手に連絡をとりたい場合

お見合いで断ったお相手に直接連絡をしてしまう事はルール違反です。

断った相手にもう一度コンタクトを取りたい場合には、必ず、仲介者を通じて連絡を取りましょう。

結婚相談所でのお見合いは、お相手が今も活動している状態であれば、結婚相談所のシステムを通じて、再度、お申し込みをする事も出来ます。

断った相手から連絡が来る場合

断ったお相手から連絡が来た場合、仲介者(紹介者)にまず相談しましょう。

メールでしたら返信はせず、電話の場合も出ないようにします。

連絡先を消していた場合など、気付かずに電話に出てしまった場合でも、今は話せない事を伝えていったん切ります。

お見合いでお断り後に直接連絡を取る事は、NGだとわかっていながら連絡をしてくる事になり、マナーに反しています。

気持ちが全くない場合は、受信拒否、ブロックなどをして連絡を受けられない状態にしておきましょう。

まとめ

お見合い話を持ってきてくれるのは、その方があなたを心配してくれて善意で持ってきてくれています。

お見合いの話がある事だけでも有難いだと認識し、謙虚になる事は大事です。

歳を重ね、いつしか周りがあなたの結婚について触れなくなってしまう状況になってから、「誰かとお見合いでも・・・」と考えたところで対象となるお相手は皆無になります。

そうなった時に、慌てて結婚相談所に駆け込んだところで難しくもなってきています。

今や結婚相談所も20代から活動する方も多くなってきましたし、お見合い対象者は沢山いたとしてもライバルも多くなっており、最後の砦のように思っていた結婚相談所ですら、お見合いをしたくてもなかなかお見合い出来ない現実もあります。

また、結婚相談所は沢山のお相手(相談所によっては数万人のデータベース)の中から希望に合った人を選ぶ事が出来るので、紹介された方のダメ出しばかりで、理想がどんどん吊り上がっていく方も少なくありません。

いずれにしても出会えたご縁に感謝しつつ、誠意を持って接していく事が重要です。

結婚はしたいと思っているのに、「お見合い話は希望と違っていて断ってばかり」「上司の紹介だからお見合いしづらい」と思っている方は、仲人型の結婚相談所でのお見合いがおすすめです。

とは言え、結婚相談所の仲人によってサービス内容や実績も様々です。

結婚相談所の違いや見るべきポイントをまとめた記事で詳しく解説しているので、サービス内容の違いについて必ず知っておきましょう。

【詳しくはこちら結婚相談所の選び方結婚相談所の選び方 ~カウンセラーの選び方も解説~」】

自分に合った結婚相談所や婚活方法を選ぶと今までうまくいかなかった婚活もすんなりうまくいってあっという間に結婚している人も多いのですが、逆に自分に合わない婚活を続けているとお金も時間も無駄にしてしまっている人も少なくありません。