20代男性が結婚相談所で活動していたり、入会を検討していたら驚く方も多いですね。
結婚相談所は最後の砦のようなイメージで、高年齢やモテない男性が多いと思っている人もまだまだいます。
でも、20代のうちから結婚相談所で活動をすると、今まで出会った事がない自分にはもったいないくらいの素敵な女性と結婚出来たという報告も続々届いています。
「本当に20代男性が結婚相談所に入会して良い出会いはあるの?」「お金はどのくらいかかるの?」などなどの疑問に答えるべく、今回は20代男性のための結婚相談所活用術や実情をお伝えしていきます。
結婚相談所の20代の実情
大手5社に登録している男性の年齢
まずは結婚相談所大手5社に登録している男性の年齢の分布です。
出典:「エン婚活エージェント」
20代男性の登録は楽天オーネットが一番高いですがそれでも10%、ほかは1割にも満たない少なさです。
20代の男女比
さらに、結婚相談所に登録している男女比は女性の方が多く、若くて美人も多いと評判です。
いささか信じがたい話ですよね
詳しくは「【IBJの女性会員のレベル】美人が多い理由も徹底解説」の記事を読んで頂けると納得出来ます。
IBJは結婚相談所をとりまとめている連盟の事で、下記のグラフを見るとIBJでの20代の男女比は、女性の方が約5倍も多いのです。
画像出典:PRESIDENT WOMAN
この男女比だけを考えれば、20代男性はそれだけでモテてしまう事でもあり、女性はなんとかこの男性有利の市場の中で勝ち抜いていくために頑張らなくてはならない事になるのです。
その結果、女性のレベルがどんどん上がって、美人も多い事につながります。
結婚相談所の女性は、本当に大変な時代です。
20代男性のお見合い成立率
実際に20代男性はどのくらいお見合いが成立するのかを出したグラフがあります。
画像出典:婚活総研
このグラフを見ても25~29歳の男性のお見合いの成立率が一番高い事がわかります。
30代に入るとお見合い成立率が下がり、さらに35~39歳になると20代の約半分のお見合い成立です。
男性は30代半ば以降でも、結婚するなら20代女性と強く思っている方が多いのですが、20代女性は出来れば年齢が近い男性が良いと思っているため、30代以降になるとミスマッチングが起こりがちです。
お見合い成立率から見ても20代のうちからの活動がおすすめです。
婚活アプリとの違い
前述で結婚相談所は女性の登録が多い事をお伝えしましたが、婚活アプリでは男性の登録のほうが多いのです。
この婚活アプリと結婚相談所の違いを見てみましょう。
婚活アプリ | 結婚相談所 | |
---|---|---|
プロフィールの信憑性 | 免許証程度の提出 | 公的書類の提出が義務 |
プロフィールの写真 | 非公開や自撮り、カメラアプリなどの写真が多い | 職業柄などで非公開の人も稀にいるが、殆ど人が写真館で撮っている写真 |
出会い方 | 本人同士でメッセージのやり取りをしてから会う | 仲介する担当者が入って調整 |
連絡先などの個人情報の開示 | 自己責任で交換 | お見合いを終えて双方がまたお会いしたいとなった時のみ担当者を通じて交換 |
こうして比べてみると結婚相談所の方が真面目で、安心・安全な出会いが出来る事は一目瞭然ですね
女性の方が出産年齢も考えて結婚への意識も高く、結婚につながらない出会いはしたくないと思っている女性がとても多いのです。
婚活アプリでは既婚者も紛れていたり、ヤリモクと言われている結婚の意思もない男性もいますが、結婚相談所では性交渉に関するルールも決められているため、結婚するかどうかわからない人と肉体関係になる事もありません。
【詳しくはこちら「結婚相談所の性交渉のルールについて解説」】
但し、結婚相談所によってルールが明確ではないところもあるため入会前の確認が必要ですが、いずれにしても婚活アプリよりも安全で本気度が高い人が多い事は確かです。
これが、結婚相談所に女性が多く登録されている理由で、真面目に結婚がしたいと思っている男性はチャンスですね
連絡先の交換方法
結婚相談所での連絡先交換はお見合いをしてからまたお会いしたいとなった時のみなので、やたらと自分の連絡先が相手に伝わる事もありません。
さらに連絡先交換をしてからお断りをする際にも結婚相談所が代行してくれますし、終了になった人とは連絡先を削除する事がルール化されています。
こうしたルールがあるので、交際が終了になった人から連絡が来る事もなく、当然ストーカーに遭うなどの心配も一切ありません。
結婚相談所は個人情報が守られた安心な出会いが出来ます。
結婚相談所は安心な出会いが女性に人気で、女性の登録も多いのです。
20代の男性で結婚相談所が有利な人
単純に男女比で男性が少なければ有利というわけではありません。
合コンなどの出会いでは、ぱっと見でルックスが良かったり、話術に長けているような男性が人気です。
でも、結婚相談所の出会いは先にプロフィールを見てから出会う出会いなので、プロフィールでのスペックが重視されます。
大卒
結婚相談所には大卒・大学院卒の男性の登録が多く、20代前半で大卒や大学院卒であれば社会人になって間もない男性も多いのですが、理系の男性を中心に結婚相談所に登録しています。
理系の男性は学生時代や職場に女性が少なく、なかなか女性と出会えないのがその理由ですが、大卒の男性は女性から人気です。
もっと言うと大卒でないとそれだけで苦戦をしてしまうくらい、結婚相談所で男性の学歴は重要です。
大卒の女性はもちろん、短大卒、専門卒、高校卒の女性も自分よりも高い学歴の男性を求める傾向です。
大卒であればどこの大学かまではさほど気にしなくても大丈夫で、大学名は非公開の男性も多いですが、女性は希望条件の検索で大卒以上にチェックしている方が殆どなので、大卒でないとプロフィールじたいも見て貰えてない事もあります。
もちろん偏差値の高い大学を卒業しているなら大学名も書いておいた方が印象も良いですし、女性と同じ大学出身であれば親しみもわいてお申込みを貰える事もあります。
六大学、関関同立、MARCH出身であれば大学名もプロフィールに書いておくと有利です。
また、年収もそう高くなくても大卒で20代男性であれば年収400万円程度で問題なくお見合いが組めます。
安定企業にお勤めの男性
20代で結婚相談所で活動している女性の多くは、親御さんからの勧めなどで入会するような家柄の良い女性も多いです。
昨今ではベンチャーやフリーランスで頑張っている男性も沢山いますが、まだまだ親世代では名の知れた企業や公務員などの安定した職業が好まれます。
20代から結婚相談所で活動している女性は、そうした親の期待に応えたいと思っていたり、もしくは、自分の仕事が不安定なので、結婚して安定した生活を手に入れたいと思っています。
そのため、結婚相談所で安定企業に勤めている男性は人気です。
結婚相談所のプロフィールに会社名までは書いていないものの、「上場会社勤務」といったキーワードで検索している女性もいて、結婚生活を左右する男性の職業に女性は敏感です。
自己PRや担当者からのPRで、さりげなく上場企業や安定した企業だという事を記載していきましょう。
身長が170センチ以上の男性
女性ほどではないですが、結婚相談所では男性もルックスは重視されます。
あなたの身長が170センチ以上であれば、お見合いのお申込みが多くなる可能性があります。
お見合いのお申込みはたいてい、連盟共通の検索システムがあり、そこで女性が希望条件を入れて男性を検索しているのですが、希望条件に男性の高身長が外せない人も多いのです。
検索条件を入れる際、男性の身長を170センチ以上として見ている女性が多く、これは身長が高い女性が自分より高い男性を希望するだけでなく、身長が低い女性も身長が高い男性に憧れを持っています。
さらに結婚して子供も持つ事を考えると、遺伝子も考えて身長が高い男性が好まれます。
3高と3低
このように先にプロフィールを見て出会う結婚相談所ではどうしても条件が重視されます。
昔からよく言われる男性の結婚の条件の高学歴・高収入・高身長のいわゆる「3高」というものがありますが、結婚相談所はいまだにこれらの3高の条件も重視されています。
この条件の中で変えられない高学歴、高身長に対し、高収入だけは頑張れば変わる事もあります。
ただ、よほどの好条件で転職でもしない限り年収はそう変わらないものかと思いますが、20代でまだ年齢が若ければその分ののびしろも見て貰えます。
つまり、20代男性は年齢が若ければ他の条件をカバーする事が可能です。
さらにこの3高に加えて近年では、「3低」と呼ばれるものも結婚相手の男性に求められています。
【3低とは?】
- 低姿勢
- 低依存
- 低リスク
【低姿勢】
女性に対して威圧的ではない真摯な態度で、尊重する姿勢がある男性
【低依存】
家事などを女性に依存せず、分担や協力が出来る男性
【低リスク】
先述した安定企業にお勤めの男性が人気であるように、リストラや身の危険などの心配がない職業の男性
資格や免許など手に職を持っている男性も人気です。
結婚相談所の20代男性はこの「3低」に当てはまっている事が多いので人気です。
ただ、この「3低」はプロフィール条件だけではわかりづらい内容なので、プロフィールの自己PRのメッセージ欄の中で書いていくのがおすすめです。
自己PRの文章からもお人柄は伝わりやすく、PRの文章が良ければお見合いなります。
【詳しくはこちら「結婚相談所のプロフィールの書き方 ~自己PRの例文も紹介」】
20代男性が結婚相談所で活動するメリット
次に、実際に20代男性が結婚相談所で活動した場合のメリットをお伝えしていきます。
初対面が苦手な人もうまくいきやすい
合コンや婚活パーティーでは、初対面でも臨機応変に会話が出来て、参加者の中で一番人気となるような男性がモテます。
つまり、複数での出会いは、複数の中で比べられながら出会う出会いなのです。
その点、結婚相談所での出会いは1対1のお見合いでの出会いなので、誰かと比べられる事もなくお相手女性はあなただけを見てくれている出会いです。
【結婚相談所は先にプロフィールを見ておける】
同じ初対面での出会いでも、結婚相談所では先にプロフィールを見ておけるので、お相手の趣味や仕事の事などを頭の中にインプットしてから臨めます。
多少会話が苦手な人もあらかじめ会話のシミュレーションをしておく事や、専属の担当者がついてくれる結婚相談所であればお見合い会話などを相手からフィードバックして貰う事も出来るので次に活かしていけます。
不定休・シフト制勤務の人同士が出会える
先にプロフィールを見て会う事が出来る結婚相談所のお見合いでは、休みの合う人と出会う事も出来るのもメリットです。
シフト制勤務の女性は看護師、エステティシャン、アパレルなど、びっくりするほど美人でモテそうな女性も多いのですが、職場で出会いがなかったり、休みが土日でないとなかなか出会いの場にも行けないのです。
婚活パーティーの開催は土日が多いので、こうした出会いの場になかなか行けない人が結婚相談所で活動をしています。
連盟のシステムによっては自分の休みを登録しておけるので、「休日検索」をする事によって自分と休みが合う人を探す事も出来ます。
サービス業、不動産など土日が忙しい仕事をしている人にとっては同じように平日が休める人同士での出会いは有難いものです。
まずは会って判断する事が出来る
ネット婚活の婚活アプリでは、会う前にメッセージでのやり取りをして会うかどうかを決めます。
他にもオーネットなどの結婚情報サービスでは、出会いの掲示板といったものでまずはメッセージでやり取りをします。
そうなると、仕事が忙しい男性や、元々男性は女性よりもマメじゃない人も多いので、メッセージのやり取りがついつい億劫になり、出会う前にやりとりが途絶えてしまいがちです。
また、出会う前にメッセージで盛り上がっていたけれど、会ってみたら見た目のイメージが違っていた、タイプではなかった、という事もよくある話です。
その点、結婚相談所での出会い(良縁ネットやIBJなどの連盟に加盟している結婚相談所)であればマッチングが成立したらまずはお見合いが設定されて会ってみる事が出来ます。
お見合いと言ってもホテルのラウンジや落ち着いたカフェなどで1時間程度お茶をするものですが、その日程調整も双方の担当者が間に入ってしてくれますし、お見合い当日やその結果も把握してくれるので、マッチングしても会うまでには至らなかった、という事はありません。
何らかの事情があってお見合いが出来ない時には違約金もあるくらい、きちんと出会えます。
1対1で会える
複数でワイワイ会う出会いよりも「1対1で落ち着いて会いたい」という男性も多くいます。
特に、理系の男性はそういった傾向があり、理系の男性は職場での出会いも少ないため20代のうちから結婚相談所で活動している人も多いです。
結婚相談所の出会いはたいていが1対1でのお見合いなので、最適な出会いとなります。
仕事の影響を受けづらい
海外赴任の予定があるような男性も20代のうちから結婚相談所で活動をしています。
海外赴任になってからは活動が難しく、年齢を重ねていく事により役職などもついて仕事が忙しくなる人が多いですね。
残業や休日出勤も多くなれば心身共にぐったりで、結婚相談所どころかどんな婚活であっても余裕がなく、婚活じたい何も出来なくなってしまう方も多いのです。
仕事が忙しい男性は、30代になってからの活動だともう遅い可能性もあります。
人生設計がしやすい
結婚後に子供が2人は欲しい、自分の家を持ちたいと思っている人も多いです。
でも、子供が欲しいと思っていてもなかなか授からない事もあります。
家を購入するためにローンを組むにしても早い方がスムーズにいきます。
結婚適齢期は人それぞれですが、女性の出産年齢にはタイムリミットがあります。
結婚相談所以外でも結婚につながる事はもちろんありますが、一番確実でスピーディーな結婚につながりやすいのは結婚相談所です。
女性だけでなく男性も早め早めに考えて動いていく事で後悔も少ないですね。
20代男性が結婚相談所を検討する際の注意点
20代の男性も結婚相談所での活動は、気をつけるべき点もあります。
料金体系
20代男性であればプライベートでも出会いがある方も多いでしょう。
結婚相談所に入会して間もなく結婚相談所以外でご縁があって退会する事になった場合、初期費用で何十万も払ってしまった場合にはもったいないですね。
初期費用や月々のコストは出来るだけ抑えて、結婚が決まった時だけにかかる成婚料がある成功報酬型の結婚相談所が良いでしょう。
目安として初期費用は5万円~10万円程度がおすすめです。
大手ではなく、個人経営などで宣伝費や事務所費用などをかけていないところではこのくらいの金額でスタートする事が出来るます。
結婚相談所の料金体系についてはこちらの記事「結婚相談所の料金の違い ~内訳や相場も解説~」で有名5社の比較も載せています。
20代前半男性の場合
男性もはやいうちに婚活をスタートする事はおすすめですが、25歳以下の20代前半の男性で年収がまだ400万円に満たない場合にはお見合いが成立しづらい傾向があります。
女性の希望も多様化してきて、女性が5歳以上年上のケースや、男性よりも女性のほうが年収が高いケースなどの結婚も増えてきていますが、まだまだ結婚相談所の女性は男性に対して保守的です。
また、女性側も男性がまだ20代前半だと「本当に今結婚して大丈夫なのかな?」「遊び足りなくてあとで浮気とかしないかな?」と心配になってしまう女性も少なくありません。
まだ20代前半であと数か月で誕生日がくるなら誕生日を待って年齢を重ねてからの登録がおすすめです。
決められなくなってしまう
前述してきたように20代の男女比は圧倒的に女性のほうが多いです。
人によっては多くの女性からお見合いの申し込みが入ったり、自分から複数申し込みをしたら全て承諾の返事がくることもあります。
お見合いが決まってからのキャンセルはキャンセル料もかかりますから、無理に同時期にお見合いを複数する事になり、よくわからなくなってしまう男性も多いのです。
お見合い料がかかる結婚相談所であれば膨大なお見合い料になってしまう事になり、お見合いばかりをしていても次のステップには進めません。
安易にお見合いをしていくのではなく、信頼出来る担当者と相談しながら進めていける活動がおすすめです。
あまり広げず、出来るだけ早く本命に絞っていくような気持ちで臨みましょう。
結婚相談所の選び方
男性は結婚相談所の立地やネームバリューも重視し、大手を選びがちです。
でも、立地が良かったりネームバリューがある結婚相談所でもあなたに合ったところでなければ時間もお金も無駄になってしまいます。
その結婚相談所ではどんな紹介方法があるのかを確認し、具体的に誰がどんなサポートをしてくるのかなどを事前に確認しておきましょう。
最短で効率良く結婚が決まるポイントは、相性が合う担当者(仲人)との活動です。
結婚相談所の活動が向かない人
良縁ネットやIBJなどの連盟に加盟している結婚相談所では、会員それぞれに必ず担当者がいて状況を見守りながらサポートをしています。
3か月ルールとも呼ばれる交際期間の目安もあるため、結婚への覚悟がまだあまり固まっていないのであればお相手にも担当者にも迷惑がかかります。
【結婚相談所が向いていないタイプ】
- 沢山の人と会ってみないと自分に合う人がわからないと思っている人
- 結婚を意識した出会いより、まずはお付き合いがしたい人
- 担当者に状況を報告したりなどの干渉はされたくない人
これらに当てはまる20代男性は、結婚相談所よりも婚活アプリやデータマッチング型の情報サービス会社の方が向いています。
まとめ
自然な出会いもまだあると思っている20代男性も多いと思いますが、積極的に動かない限り、新しい出会いはなかなかありません
30代に入るとあっという間に時間が経ってしまい、20代の余裕があるうちから活動していれば良かったと後悔する男性も多いのです。
まずは結婚相談所がどんな所なのか?それぞれの結婚相談所によってどんな違いがあるのか?などサービスやサポートの違いから調べましょう。
結婚相談所のしくみやサポートの違いなどは、こちらの記事「結婚相談所の違いと選び方 ~見るべきポイントは?~」で解説しています。